HITP 広島工業大学専門学校

ホームページの基礎(1. XHTML 編)

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  1. 1.22 ページ内リンク
    1. 1.22.1 リンク先の目印
    2. 1.22.2 アンカーへのリンク

1.22 ページ内リンク

これまでa要素でリンクを指定してきましたが,すべて例が異なるファイル同士でのリンク(外部リンク)でした。XHTML(HTML)では,これらのリンクに加えて,同一ファイル内(文書内)でのリンク(内部リンク)を作成することもできます。このページ内リンクを使用することで,異なるファイルの途中にリンクを貼ることも可能になります。

1.22.1 リンク先の目印

これまではリンク先にファイル(URL)を指定していましたが,ページ内にリンク先を指定するためには,そのための目印を付ける必要があります。この目印のことをアンカーと呼びます。アンカーの指定には,これまでの例と同様にa要素を使用します。異なる点はname属性を使用して,アンカーを指定することです。

アンカーを指定するための一般形式は次のようになります。

<a name="アンカー名">内側要素</a>

このときアンカー名には,英数字を使用するのが一般的ですが,先頭に数字を記述することはできない(詳しくは,DTD を読んでみましょう)ので注意してください。では,以下に例をあげておきます。

<a name="section2">セクション2</a>

1.22.2 アンカーへのリンク

さて,アンカー(目印)を付ける方法は分かりました。次は,そのアンカー(目印)へリンクするための方法です。これも今まで通りa要素のhref属性を使用します。異なるのは,href属性に指定する属性値(URL)の指定部分です。href属性の属性値にはリンクしたいアンカー名の先頭に記号#を付けた文字列を指定します。

<a href="#アンカー名">内側要素</a>

例えば,先のサンプル場合は,次のようにリンクさせます。

<a href="#section2">セクション2へのリンク</a>

また,異なる文書内の特定のアンカーに対してリンクさせる場合は,以下のようにURLとアンカー名を記号#で区切って記述します。

<a href="リンク先URL#アンカー名">内側要素</a>

例えば,同じディレクトリにあるtest.htmlというファイル内に指定されたアンカー「section」にリンクさせる場合には,

<a href="test.html#section">リンクです</a>

のようになります。

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